【レポート】第11回 「蓄電池と発電機!それぞれの特性を知って災害・停電に備えよう!」開催しました
お天気は快晴! 心配していた台風は過ぎさり青空広がる中、多くの方にご来場いただきました。
開催概要
開催日:2022年9月21日(水)10:00~14:00
【メイン会場】
場 所:東京臨海広域防災公園 東京都江東区有明3-8-35 https://www.tokyorinkai-koen.jp/
内 容:キャンピングカーの見学、蓄電池・発電機、水素電池を実際に体験していただきます。
屋内施設では、避難体験コーナー、首都直下地震特設コーナー、防災販売など災害・防災に関する情報や体験ができます。
※コロナ対策のため完全予約制とさせていただきます。ご了承ください。
【オンライン】
時 間: 11:00~12:00
会場のキャンピングカー解説、蓄電池・発電機、水素電池の説明、専門家を交えた情報交換・相談会、水素カー「MIRAI」展示
対 象:災害時に電源を確保したい方、医ケア児のご家族、自治体・市町村区のご担当者
出 演:山中弓子氏(看護師として東日本大震災、熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨、今年福島沖地震の支援に入る)
医療関係者、医療機器メーカー、販売店など
当日の様子
当日は、キャンピングカー、蓄電池、発電機、防災グッズに燃料カーと盛りだくさんの内容になりました。
さらに今回はオンラインとの同時開催のため、全国から多くの方にご参加いただきました。
当日の様子をお伝えします!
災害時大活躍! キャンピングカーマイスターによるキャンピングカー装備紹介
キャンピングカーは災害時に一時避難所として有能です。
キャンピングカーの装備や特色についてキャンピングマイスターから説明していただきました。
キャンピングカーに乗っていただき、実際に体験もしていただきました。
キャンピングカーの特色として、バッテリーによる電源確保ができること。(家庭用コンセント有り)
冷蔵庫 ・水道 ・室内換気扇が利用できること。
広々ベッドで快適に眠れること。があります!
もし災害が起きて自宅から避難する際、車中泊避難も考えられますが、
キャンピングカーであれば、日常生活と似たような生活が確保できます。
さらに、医療的ケア児のような、医療機器(電源必要な)が常に必要の方のためにも、キャンピングカーはお役に立てます!
キャンピングカーはキャンピングカーレンタルセンター様よりお借りしました。
災害時の強い味方 発電機&蓄電池紹介
災害時における電源の確保は大切です。
わかっていても、電源の確保ってどうしたらいいのかわからないですよね。
発電機は、作業現場で使う大型の発電機から防災・DIY・レジャーで使う小型の発電機までいろいろな種類があります。
主にコンセントから電源が取れない状況で使われ、特に屋外で電気を使用する場合に発電機は欠かせない装置です。
蓄電池は、充電すれば何回も利用できる電池のことです。
一般的な単三電池などは一次電池と呼ばれており、放電を終えたら1回限りで使えなくなります。
一方、蓄電池は二次電池と呼ばれ、何度も利用できるため、環境への負担が少ないといえます。
蓄電池は、身近なところでも様々な製品で使われており、スマートフォンのバッテリーや電気自動車などの電力として利用されています。
万が一災害や停電で電気が使えなくなったとしても、普段通り電気を使うことができるので災害対策にはピッタリと言えるでしょう。
今回のイベントでは、発電機・蓄電池を実際に見ていただき、メーカーさんから直接説明をしていただきました。
大規模災害の被災者の被災時に困ったことは、『電気が使えないこと』が多いようです。
被災者の教訓を活かして、いつでも大規模災害が起こってもいいように、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
防災グッズの展示・体験
防災士おススメの防災グッズから、 防災用の担架まで発災時の役立つグッズを展示しました。
実際に防災グッズを手に取っていただき、体験していただきました。
防災グッズは揃え出すとキリがなくなりますよね。
今回のイベントでは防災のエキスパートである防災士が、来場者の方にオススメの防災グッズについて説明しました。
次世代エネルギー 水素発電による燃料電池
今回のイベントには、燃料電池車の展示もありました。
燃料電池車は電気でモーターを回して走るという点で、電気自動車の一種と言えます。
モーターの力だけを駆動力として走行するため、エンジンは搭載していません。
エンジンを搭載し、ガソリンとモーターを駆動力として走行するHV(ハイブリッド車)とは異なるということです。
専用のタンクに圧縮した水素を補給し、水素と酸素が化学反応を起こすことで、電気と水が発生します。
ここで生まれた電気がエネルギー源となり、排出されるのは有害物質を含まない水のみとなります。
このように燃料電池車は走行時においてCO2をはじめとする排出ガスを一切発生させないことから、究極のエコカーであると世界中から注目を集めています。
テレビ局の取材も
当日はテレビ局の取材も入りました。
メイン会場には、医療的ケア児当事者家族の方や自治体など多くの方が来てくださいました。
オンラインとのハイブリッド開催
今回はオンラインとの同時開催でした。
全国から多くの医療関係者や医療的ケア児当事者家族、支援者の方がご参加くださいました。
蓄電池の専門家との質疑応答の時間には、多くの質問が寄せられ、メイン会場の蓄電池を実際に使いながら説明しました。
オンラインでありながら、会場にいるような感覚で参加していただけました。
参加者さんの声
参加いただいた方の感想として、
「実際に必要な総W数などを考えるきっかけになった。」
「蓄電池と発電機の違いがよく分かった。」
など嬉しい声をいただきました。
また、医療的ケア児当事者家族の方からは、
「避難を始めとする、医療的ケア児にまつわる情報が入ってこない」
などのお困りごとを直接耳にすることができ、今後の活動に大変参考になりました。
まとめ
来場くださった参加者の方々、オンラインでご参加くださった皆様、ありがとうございました。
盛りだくさんの内容になった今回のイベント、多くの方に参加していただき、大変嬉しかったです^^
今回のイベントが防災意識の啓発になって欲しいと願います。
今後もこのような活動を続けることで、生きやすい世の中の実現に貢献できればと思います。
ひなんピングとは、はこちらから↓
医療的ケア児家族さん同士や支援者の方が繋がるキッカケとして開催している『茶話会』で蓄電池を紹介しました。
レポートはこちら↓
これまでにも、発電機・蓄電池の実証実験を行なっています。↓