毎日の暮らしの中で「ついでの習慣」ゆる防災のすすめ
日本は、地震や台風、大雨による洪水など、何かと災害の多い国です。
最近も震度6弱を観測する地震がありましたし、近年は毎年のように豪雨災害があり、各地で大きな被害が出ています。
そうなると大事になってくるのが防災です。
そうは言っても、いざ準備をしようとしたら、面倒に感じたり何を揃えていいのか分からなかったりして、なかなかできないものです。
そんな方は、毎日の暮らしの中で少しずつ備えていけるゆる防災を始めてみませんか?
今回は気軽に始められる『ゆる防災』について紹介していきます。
ゆる防災①買い物に行ったら多めに買う
スーパーやドラッグストアなどに買い物に行った時は、少し多めに買っておきましょう。
おすすめのアイテムは、日持ちするものです。
例えば..
・お菓子やカップラーメンなどの食料
・水やお茶などの飲み物
・プラスチックのコップや紙皿
・ラップや電池
・生理用品やおむつ
です。
少しずつ買い足していく場合は、必ず古いものから使いましょう。
そうすれば、「いざ食べようとしたら期限が切れていて食べられなかった!」ということもなく安心です。
まとめ買いしようとすると、費用もそれなりにかかります。
持って帰ってくるにはかさばったり重かったりしますし、かといって送ってもらうとなると送料がかかってさらに費用がかさみます。
ですが、少しずつ買い足す方法なら、かかる費用も少しずつになります。
一度に持って帰ってくる量を調整することもできるので、取り組みやすい方法です。
日持ちする水やお茶などは、どれだけあっても困らないと思うので、余裕がある人はケースで買うのがおすすめです。
ゆる防災②家にいるときでもすぐに出られるようにしておく
災害はいつ起こるか分かりません。
家でのんびりテレビを見ている時でも昼寝をしている時でも関係なく地震や台風などは起こります。
そんな時、あわてて避難する準備をしていては間に合いません。
そうならないためにも、すぐに持ち出せる荷物はまとめてそばに置いておきましょう。
インターホンが鳴ったら対応できる服装や、近くのコンビニに行く程度なら問題ないような服装で過ごすようにしておけば、
とっさに外に出ても気になりません。
ゆる防災③スマートフォンは常にフル充電にしておく
誰かに連絡をする時にも、何かを調べる時にも、スマートフォンはなくてはならないものです。
ですが、災害時の避難所には、たくさんの人が避難してきます。
使えるコンセントの数は限られているので、思うように充電ができないことがあります。
災害時しばらく充電しなくてもいいように、スマートフォンは常にフル充電にしておきましょう。
充電ができない時のことを考えてモバイルバッテリーを買っておくと、とても便利です。
こんな日常的にできることでも、防災のひとつになります。
ゆる防災④家具を買うときは柔らかい素材を選ぶ
地震の揺れが強いと、家具が倒れてくることもあります。
割れやすいガラスや陶器、重さがあって硬い金属などが使われている家具が倒れてくると、大ケガをしてしまいます。
突っ張り棒で倒れないように固定する対策も大切ですが、最初から柔らかい素材で作られている家具を選んでおけば、
倒れてきても大きなケガにならずに済むので、これから購入するときは、意識して選んでみましょう。
例えば、テーブルライトを置くときも、割れやすい素材ではなくシリコンでできているものを選ぶ、
フォトフレームも木製のものを選ぶ、というようにおしゃれに防災に取り組む工夫をしてみましょう。
まとめ
今回は、ゆる防災について紹介しましたが、すぐに始められることばかりだったのではないでしょうか。
ゆる防災は、頑張ったり努力したりしなくても、少しの工夫や何かのついでにできるので、誰でも簡単に始められます。
地震や台風などが起こった時のことを想像しながら、家でできることを少しずつゆるりとやっていきましょう。