災害時「生理」になったらどうする?簡易ナプキンの作り方も紹介!
防災と生理用品はなかなか結び付かないもので、女性であっても生理用品の備蓄をつい忘れてしまいがちになります。
防災時に生理になったのに、生理用品がないと辛いものです。
今回は、災害時の生理対策について紹介していきます。
生理ナプキンは多めに準備
普段、外出先で生理になった時のために、生理用品をバッグやポーチへ何枚か入れていると思います。
ですが、もし外出先で災害が起きて自宅に戻れなくなったら、手持ちの生理用品では足りないかもしれません。
小学生や中学生のお子さんがいたら、初潮が訪れる可能性もあります。
そんな可能性を考慮して、外出時は生理用品を多めに持って出かけましょう。
生理用品の使用期限は、3~5年と長めなので、多めに買っておいても困りません。
一般的に1日に使用するナプキンの平均は3~4枚、1周期は平均20枚です。
20枚を外出のたびに持ち歩くのは大変なので、3~4枚×必要な人数分を目安に用意しておくのがおすすめです。
「多い日用」などの容量の大きい物を用意しておけば、取り替える回数を減らせるかもしれないので枚数が少なくても安心です。
生理ナプキン以外に必要なもの
避難生活では、ライフラインが復旧するまでお風呂に入れない可能性があります。
特に生理中は、体の汚れやニオイが気になると思うので、デリケート用のウェットシートを用意しておきましょう。
この他にも100均で購入できるおしりふきシートがあれば便利です。
お風呂に入れない時に、さっと体を拭くだけで気持ちがさっぱりします。
お風呂だけではなく、洗濯ができない場合もあります。
経血で下着が汚れてもすぐに洗えるとは限らないので、下着の汚れ防止にパンティライナーを用意しておきましょう。
下着のナプキンをつけるあたりにラップを巻き付けるという方法もあります。
これなら下着に汚れがつかないので安心です。
ラップを巻いた下着に、後で紹介する簡易ナプキンを当てると、モレや汚れを気にしなくていいので楽になります。
生理ナプキンではなく、タンポンや月経カップもおすすめです。
慣れると便利で、経血のモレやニオイを気にならない程度に抑えてくれます。
ですが、月経カップは使用前の準備があり、タンポンと同様にうまく挿入できるまで時間がかかる人もいます。
気になる人は使用方法をよく読み、試してみましょう。
さらに、腹痛や頭痛に悩まされることもあるので、必要な人は鎮痛剤も入れておきましょう。
また、使用後の生理用品を処理できるように黒色の防臭袋も必要です。ニオイを抑えられる上に、中身が見えないので、100均などで購入しておきましょう。
簡易ナプキンの作り方
次は簡易ナプキンの作り方を紹介していきます。
用意するものは、ハンカチ、タオルハンカチなどの布、ティッシュペーパーやキッチンペーパーです。
布はできるだけ清潔な綿素材を用意しましょう。
ハンカチ類がない場合は、衣類で代用が可能です。
簡易ナプキンの作り方
①下着の大きさに合わせてハンカチの対角を折り曲げて、細長い六角形にする
②折り曲げて重なったハンカチの中に、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを入れる
③折り曲げた方を下にして下着に当てて使う
簡易ナプキンがズレるのが心配な人は、ガムテープで下着に固定しましょう。
交換する時は、汚れたハンカチを洗って再度使います。
中のペーパーは必ず取り替えてください。
シミや汚れがひどい場合は、思いきって捨ててしまう方が清潔に保てるので、様子を見ながら取り替えましょう。
簡易ナプキンを作る時に必要なハンカチやタオルハンカチは、洗い替えや使い捨て用に複数枚用意しておきましょう。
まとめ
今回は、災害時の生理対策や簡易ナプキンの作り方を紹介しました。
誰でもできる簡単な方法なので、ぜひやってみてくださいね。
生理用品が手元になくても、自分で簡易ナプキンを作ることができれば、慌てずに対処できます。
作ったことがない人は、簡易ナプキンの作り方を練習しておきましょう。