普段使いの食品・日用品で災害に備える「ローリングストック」を活かすポイント
最近、地震や豪雨などの自然災害が多くなりましたよね。
災害が起こると、食料の確保が難しくなります。
そこで、普段から食料を多めに備蓄しておく「ローリングストック」という考え方が注目されています。
防災用と特別に準備するのではなく、日常のなかで起こりがちな、
停電や断水といったトラブルに対しても、乗り切ることができるよう普段から準備をしておきましょう。
ローリングストックとは?
ローリングストックは、災害への備えとして普段使いの食品や日用品を少し多めに買って備蓄しておくことです。
消費と備蓄を繰り返すので、食品なら賞味期限を切らさないことがポイント。
普段の生活の中で使った分だけを買い足すという方法なので、手軽でお財布にも優しいですよ。
ローリングストックは何日分用意するべき?
災害時のことを考えると、人数×7日分の用意をおすすめします。
ライフラインの復旧は、災害の規模や場所によって期間がまちまちです。
行政の支援が届くまで乗り切れる備蓄があれば安心ですよね。
必要な備蓄量を計算してしっかり用意しておきましょう。
ローリングストックに向いているもの
食品
備蓄する食品は、レトルトのご飯やパスタといった主食以外にも、好きなものも用意しておきましょう。
例えば、お菓子や飲み物、果物の缶詰などのストック。
さらに、常温で保管できて、お湯や温め不要の食品があるといいですね。
もちろん、栄養バランスを考えることは大切です。
ですが、災害時はストレスがたまりやすいもの。
そんな時、好きなものを食べれば、気が紛れて食欲が増しますよ。
日用品
日用品も普段からよく使っているものを用意しましょう。
特にトイレットペーパーは、買い占めなどのパニックが起こることがあるので、
普段から少し多目に買っておくのがおすすめです。
さらに、以下のものは、必ず用意しておきましょう。
- ガスコンロ
- ガスボンベ
- 普段服用している薬類
- 処方箋のコピー
- おくすり手帳
- トイレの凝固剤
ローリングストックの収納方法
食品で分ける
ローリングストックの収納方法は、難しく考える必要はありません。
主食、汁物、お菓子など、大まかに分けて収納しておけば問題ありません。
賞味期限で分ける
食べ忘れを防ぐためにも賞味期限で分けることも大切です。
食品を収納する時は、賞味期限を書いたラベルを貼るとひと目でわかります。
古いものを手前にして、新しく購入したものは後ろへ並べましょう。
収納場所を分ける
分散収納もおすすめです。
すぐ使う分はキッチン、残りの備蓄分は何ヵ所かに分けて収納するという方法もあります。
これなら、もしキッチンが塞がって入れない場合でも、他の場所にも食品があるので安心です。
どこに何を収納するのか決めておけば、わかりやすくて管理が楽になります。
どの方法で収納しても、家族みんながわかるようにしておきましょう。
まとめ
災害時に安心できるローリングストック。
メリットを活かすためには、消費期限の管理が大切です。
スマホのスケジュール管理アプリを利用するのも、食べ忘れを防ぐのに便利です。
災害時でも、日常に近い生活をおくることができるよう、
今一度ローリングストックを見直してみてはいかがですか?