防災アイテム紹介

防災アイテム紹介
2022/12/07 コラム

災害時のお金に関すること

災害時のお金に関すること

災害が起きて、生活を立て直すのに何より必要なのがお金です。

しかし、避難時に必ず通帳や印鑑を持って避難できるとは限りません。

さらに、今時はキャッシュレス化が進み、現金を持たない人も増えてきています。

今回は、災害時に通帳や印鑑がなくてもお金を引き出せる方法や、用意しておきたい現金のことなど、お金に関することについてご紹介します。

災害時は本人確認が出来れば銀行からお金を引き出せる

災害時の場合、通帳や印鑑がなくても、本人確認さえできればお金を引き出すことができます。

大規模な災害が起きた時、被災地の金融機関は、通帳や印鑑を持っていない場合や、なくしてしまった場合でもお金を引き出せるように柔軟に対応することになっています。

1日に引き出せるお金の額は決まっていて、ゆうちょ銀行は1日20万円まで、その他のほとんどの金融機関は1日10万円までです。

避難先に引き出したい口座のある金融機関の支店や営業所がない場合は、他の金融機関でも預金の引き出しができる場合があります。

事前に金融機関に問い合わせておきましょう。

ネット銀行の場合は、コールセンターに電話して本人確認ができれば、本人名義の他の口座に1回10万円まで振り込んでもらえます。

もし身分証明書も持っていない場合やなくしてしまったという場合は、金融機関に相談してみましょう。

氏名や住所などを申告して本人と確認できれば、預金の払い戻しをしてもらえる場合があります。

通帳や印鑑を持っていなくても、本人確認さえできればお金を引き出すことができるので心配ありません。

本人確認ができる身分証明書について確認しておきましょう

身分証明書で使えるものを紹介していきます。

【顔写真付きの身分証明書】

・運転免許証

・運転経歴証明書(2012年4月1日以降交付のもの)

・パスポート

・マイナンバーカード

・在留カード

・特別永住者証明書

・官公庁が顔写真を貼付した各種福祉手帳 など

【顔写真がない身分証明書】

・健康保険証

・各種年金手帳

・後期高齢者医療被保険証

・介護保険被保険者証

・母子健康手帳

・印鑑登録証明書 など

顔写真のない身分証明書の場合は、2種類の本人確認書類や公共料金の領収書などと一緒に出すことが求められます。

手間がかかるので、顔写真付きの身分証明書で手続するのがおすすめです。

運転免許証などは普段から財布などに入れて持ち歩いておきましょう。

災害時のために現金を用意しておくことが大切

通帳や印鑑がなくてもお金を引き出すことはできますが、やっぱり災害時に一番役に立つのは現金です。

最近ではキャッシュレス化が進んでいて、クレジットカードや電子マネーで決済できるところが増えているので、現金を持ち歩かなくてもそう困ることはありません。

ですが、災害時は停電によって決済システムが停止してしまい、使えないということもあります。

そういったことを考えて、財布と非常用持ち出し袋のどちらにもある程度の現金を用意しておきましょう。

避難生活がどのくらい続くものかにもよりますが、大体1週間は避難所で暮らすことを考えて、1週間分の生活費を目安に現金を用意しておくと安心です。

まとまった額をいっぺんに用意するのは大変なので、日ごろから少しずつ貯めていって用意しましょう。

また、公衆電話が使えるように、100円玉や10円玉といった小銭も用意しておくことが大切です。

まとめ

今回は、災害時のお金に関することについて紹介しました。

お金の引き出し方法について事前に知っておくことで、慌てずに行動することができますよね。

現金は、日頃から少しずつ準備しておきましょう。

災害時にはどうするか、確認する習慣をつけていざという時に備えましょう。