子どもの年齢別防災アイテム!子どもの成長にあわせて防災グッズを見直してみよう!
大雨や地震などの災害による被害が増えているので、いつ自分や家族の身に降りかってきてもおかしくありません。
防災セットは用意している方も多いかとは思いますが、子どもは日々成長していくもの・・成長に合わせて子どもに合った防災アイテムを用意してあげたいものです。
しかし、どんな防災アイテムがあればいいのか悩んでいる人も多いでしょう。
今回は、基本的な防災セットに追加したい子どもの防災アイテムを年齢別に紹介していきます。
年齢別!子どもに必要な防災アイテム
既に準備している人も、チェックして子どもの成長に合わせた防災アイテムかどうか見直してみてください。
乳幼児
避難生活は、大人であってもストレスを溜め込みやすいものです。
言葉によるやり取りが難しい乳幼児にとって、避難生活はかなりの負担を強いることになります。
ストレスによって、泣き出したり走り回ったりなど周囲への迷惑行動につながりやすくなるので、いかに子どもに安心感を与えて落ち着かせられるかが重要です。
また、子どもが落ち着くことは、親のストレスの軽減にもなります。
防災アイテムには、自分が子どもを見るために必要なアイテムだけでなく、子どもが気に入っている物を追加してあげましょう。
例えば、普段から使っているタオルやぬいぐるみ、寝かしつけにも役立つ絵本、食べ慣れているおやつなどがおすすめです。
小学生
小学生と言えば、友だちと遊ぶことが楽しい時期です。
子ども用の防災リュックを用意して備えることはできますが、まだまだ親が積極的に気にかけてあげる必要があります。
避難生活ではいつもの友だちと思うように遊べなくなるので、子どもにかかるストレスはかなりのものです。
家族や避難先で知り合った人と一緒に遊べるボードゲームなどを用意してあげるといいでしょう。
勉強の遅れが不安になり、ストレスになる子どももいるので、ランドセルや教科書などの学用品を持ち込むのもおすすめです。
勉強に集中すれば不安な気持ちがなくなり学力の低下も最小限に抑えられます。
学用品の中でも、ノートと筆記用具は年齢を問わず重宝する便利なアイテムです。
ノートと筆記用具があれば、気分転換にお絵描きをしたり、気持ちを忘れないために日記をつけたりとすることもできます。
中学生
中学生は、自分と向き合う時間が必要になる時期です。
周囲からの干渉を受けない1人の時間が持てる物を用意するのがいいのですが、中には親に見せたくない物もあるかもしれません。
避難時には、自分の気が休まる物があるといいことを事前に伝えて、子ども自身の意見を尊重してあげましょう。
本や漫画、携帯電話やゲーム機といった物や、学用品や部活動など子どもがその時打ち込んでいることに関する物などがおすすめです。
気をつけたいのは、子どもが女の子の場合です。
生活リズムの変化によって、急に生理が始まることもあります。焦らないためにも、生理用品は必ず準備しておきましょう。
高校生
高校生は、基本的に大人と同じ防災セットを用意すれば問題ありません。
ですが、用意する時には何が必要なのかをリストなどで共有して、子ども自身で準備させることが大切です。
一緒に準備しても構いませんが、子どもが自分で判断して準備すると、防災意識を高める効果が期待できます。
将来自立した時に自分で防災対策ができるように練習の意味も込めて、子どもが主体となった準備を行いましょう。
まとめ
今回は、子どもの防災アイテムを年齢別に紹介しましたがいかがでしょうか。
防災対策は、衣類や非常食といったものだけでなく、避難生活中に子どもが落ち着いて過ごせるかを重視した物を準備できるかが鍵になります。
もちろん状況次第では命を守るために避難が最優先となり、あれもこれもと持ち出せない場合もあります。
ですが、子どもの年齢に合わせた防災アイテムがない場合と比べた時に、親と子どもの両方にかかるストレスが緩和されるのも事実です。
普段の生活の中で、定期的に子どもと一緒に防災セットを見直して、防災意識を高めていきましょう。